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TEAM KTOUCH PORSCHE 2014 Round 4 & 5 in 富士スピードウェイ


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6/7 予選を待つ2台6/7 予選前の小河選手6/7 予選に向かう2台
6/7 雨中の予選6/7 予選中のピット6/7 予選結果はフロントロー独占
6/7 併催イベントで往年のル・マンカー登場6/7 第4戦 決勝前ピット内6/7 第4戦 決勝前の2人
6/7 第4戦 決勝PPのブライト号6/7 第4戦 決勝フロントロー独占6/7 第4戦 決勝のスタートをピット内映像で
6/7 第4戦 雨中の決勝を事務所映像で6/7 第4戦 ワンツーフィニッシュ6/7 第4戦 ワンツーフィニッシュ
6/7 第4戦 ポディウム6/7 第4戦 小河選手優勝6/7 第4戦ワンツーフィニッシュの喜びを皆で
6/7 第4戦 表彰式ご挨拶(for 山路さん)6/7 第4戦 表彰式6/7 レース後シミュレーターでリラックス
6/8 第5戦 決勝前ピット6/8 第5戦 決勝前の小河選手6/8 第5戦 決勝前の山野選手
6/8 第5戦 決勝前ピットの2台6/8 第5戦 決勝グリッドへ6/8 第5戦 PPの山野選手
6/8 第5戦 ワンツーフィニッシュ6/8 第5戦 ポディウム6/8 第5戦 ピットに戻った2人
6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)
6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)
6/8 ディナー&トークショー(ミュゼオ御殿場)

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PCCJ 2014 Round 4 & 5 in 富士スピードウェイ
6月7日~8日
PCCJ 2014 第4・5戦 富士スピードウェイKTOUCH PORSCHE通信 第4戦&第5戦レポート► PDFで読む

#12 小河諒2連勝、TEAM KTOUCH PORSCHE連続の1・2FINISH!

「ザ・ワンメイクレース祭り 2014 富士」が開催されたのは梅雨入り直後の6月7日と8日。
ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)はもちろん、日本初開催となるポルシェカレラカップアジア(PCCA)、84台が参戦し話題のGAZOO Racing 86/BRZレース、51台参加のGAZOO Racing Netz Cup Vitzレースなど全7種類のレースが開催となった。

第3戦での結果を受けWポディウムに返り咲くべく、チームは2回の事前テストを行った。
あいにく、富士スピードウェイの走行スケジュールの都合上、1日で十分なテストを行える日程が無く、この週チームは7日のうち5日で過ごす事となった。

6月6日の専有走行は雨。
この週末、2人のドライバーはGAZOO Racing86/BRZレースとのダブルエントリーとなる為、当初は7本の走行を行う予定だったが、天候不順により走行を見送った枠や中止になった枠もあり、最終的には5本の走行を実施。
PCCJの専有走行では山野が1位、小河が2位という好調をみせた。

翌7日、早朝から激しい雨が降っていたが、予選開始時刻の10時半頃に一時的に雨がやむも依然として路面はWET。
滑りやすい路面の中で真っ先にタイムを出したのは山野、2番手のタイムに小河が続き、2台のマシンはPITに戻った。
今回の予選でも、予選中のセカンドベストタイムが翌日の決勝レースグリッドに影響する事で、全車再アタックのタイミングを伺ったまま1分、また1分と時計が進んで行く。
路面は乾きそうで乾かず、雨も止んでいる様だが今にも降り出しそうでもある。
どのセッティング、どのタイヤで再アタックを試みるのか非常に悩ましい時間が続いた。
ライバルであるGARMIN PORSCHEの元嶋選手がスリックタイヤにて再スタート。
我々2台は残り時間10分の所で新しいレインタイヤを履き再度コースイン。
どちらの選択が正しかったのか…。
スリックタイヤでは無理が利かない状態でありながら、路面の回復と共にレインタイヤでの走行が厳しくなっており、どのチームも思う様にタイムが伸びないまま、「あと1周早く、しかもスリックで出ていれば…」という思いを残しながら、2台のマシンは予選を終了する。
結果…、第4戦は1番グリッド小河・2番グリッド山野、第5戦は1番グリッド山野・2番グリッド小河と、連日フロントロー独占が決定。
TEAM KTOUCH PORSCHEにとってはこれ以上無い最高の結果で予選を締めくくられた。

同日夕刻、ドライでレースが出来るのでは?という期待をよそに、午後になって再び雨が降り始め、路面は完全WET。
果たしてレースは実施されるのか?と思わせる程の雨量の中、17台のマシンがグリッドについた。
オープニングラップの第2コーナーではTOPが横並びとなる手に汗握る戦い。
チームメンバーとしてはどちらにも頑張って欲しいが、とにかく無事に2台が走り終わる事を祈るのみ。
大雨の中接近戦を展開するモニターを誰もが食い入る様に見つめていた。
周回を重ねるごとに小河はリードを広げるも、最初からタイヤを温存し、後半戦勝負を予定していた山野の運転は終始安定していた。
狙い通り、ラスト3周を迎える頃TOP2台の差は一気に1秒以内にまで縮まる。
後ろに迫られてもなお冷静に最後まで運転に集中した小河を山野は捉え切る事が出来ないまま、0.342秒差で小河がTOPチェッカー。
小河は母の誕生日に今季初優勝を飾る。

6月8日(日)御殿場市内には青空も広がり、雄大な富士の姿がホテルの窓一面に見えていたものの、サーキット上空は黒い雲で覆われており、スタート直前まで雨が降っていた。
第5戦決勝スタート時刻には雨もあがり、今週末ようやくのドライコンディションでのレース。

第4戦同様スタート直後から熾烈な争いを展開するレースで、1コーナーでは小河が山野に並び、コカコーラコーナーまで2台が並走。
続く3番手の元嶋もピッタリとついたまま周回を重ねた。
そんな中でも、山野の走りは自らの独走を求めたものでは無く、後ろから猛追する元嶋に小河がオーバーテイクされる事を阻止するライン取りを巧みに展開し、モニターを見るものにもその余裕を伝えていた。
5周目に入ると4位近藤が遅れ始めるも、依然TOP争いは熾烈、3台は1秒以内の僅差のまま残り数周へ突入。
小河が山野に詰め寄るも、抜ききる事が出来ぬまま最終ラップに突入。
しかし、前の周にジェントルマンドライバーのコースアウトが発生していた100Rにて、「路面にオイルか土が出ていたみたいで、あわやコースアウトするところでした」という危機が山野を襲う。
何とかコース上に踏みとどまるも、難なく小河にオーバーテイクを許した山野はここで順位を2位に落とすこととなる。
しかしながらここで終わらないのがレースの面白さ。
最終コーナー手前で小河がミスをおかし、2台は再び横並びの状態でホームストレートに戻って来る事となった。
12号車がライバルチームのドライバーが運転している車輛であれば、ここで山野が1位を奪還する事はさほど難しい事ではなかったのだが、山野が1位を取りに行く走行をすれば小河が3位に後退する可能性があったのも事実。
山野はそのリスクを回避する為に無理な走行はせず、結果0.015秒差で小河がTOPチェッカー。
開幕戦の山野に続いての2連勝を達成した。

「今日の勝ちはラッキーです。
直也さんがチームメイトで良かった」と語る小河に対し、「運も実力の内ですから仕方が無いですね。それにしても今年のPCCJは(無線が無い事もあり)先頭を走る車輛のリスクが大きいんだって事を痛感したレースでした」という山野。
いずれにしてもチームは2日続けての1・2FINISHを達成。
両日合わせて200名を超える応援団が駆けつけており、その皆さんの前でいい結果を残せた事が何よりであった。

TEAM KTOUCH PORSCHEにとってかけがえの無い存在であった山路慎一さんが永眠され、その悲しみを乗り越え、チームが一丸となって戦った結果が実った週末となった。
これでシリーズポイントの首位にTEAM KTOUCH PORSCHEの2名のドライバーが名前を連ねる事となり、残るレースはスポーツランドSUGOでの2戦と鈴鹿サーキットでの2戦のみ。

今後もこの熱いバトルから目が離せない。
6月に新たに誕生したチームのWEB PAGEを通じ、サーキット以外の場所からも是非チームの一喜一憂を見守って頂きたい。



詳しくはPCCJ OFFICIALページより
► ポルシェジャパン公式ページ 第4戦&第5戦 予選レポート
► ポルシェジャパン公式ページ 第4戦 決勝レポート
► ポルシェジャパン公式ページ 第5戦 決勝レポート


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